DREAM ~ドリーム~
1944年
作詞・作曲 ジョニー・マーサー Johnny Mercer
【眠りにつくときの夢そして、自分中に眠っている夢】
『Dream』のように、誰でも知っているような
単語のタイトルと言うのはそれだけでも
グッとひきつけられるような気がする
まともに生きていればこそ、誰もが味わう
気分が落ち込み気味のときや、なんとなく自分の中の目標が
見えにくくなっているときや不安で
心が押しつぶされそうなとき・・・。
そんな時、神さまが現れて、魔法の杖で、
ヒョイッと解決してくれる
もちろん、そんなわけには行かなくて
みんなそれぞれ、日々もがき苦しんだり、悩んだりしながら、
やっとのことで希望の光を見出していく。
人生はそんなことのくり返しのようにも思えます
しかし、この『ドリーム』という、あまりにも
漠然とした、分かりやすいタイトルの曲にこそ、
読んでみると、改めてそのシンプルな言葉のなかに秘められた
メッセージの奥深さを感じると、不思議なもので
心のそこから力がわいてくるような気がします
歌詞の文頭で「Dream」と、命令形にもとれるように書かれていますが、
熱血的な感じで「夢をみるんだ~!!夢をみろぉ~」
というのではなく、どちらかというと、
くじけそうになっている心に、静かに、
「大丈夫!」とか、
「時には休むことも必要だよ!!」とか、
心の中のもう一人の自分が
今ここにいる自分に対して諭しているような、そんな感じ?
ジョニー・マーサーの名曲「ドリーム」
《英語歌詞》
(VERSE)
Get in touch with that sundown fellow
As he tiptoes across the sand
He’s got a million kinds of stardust
Pick your favorite brand
And・・・
(CHORUS)
Dream when you’re feelin’ blue
Dream that’s the thing to do
Just watch the smokerings rise in the air
You find your share of memories there
So dream when the day is thru
Dream and they might come true
Things never are as bad as they seem
So dream, dream, dream
(ヴァース)
太陽が静かに砂浜を歩いて
海の向こうへと帰ってゆく・・・
さぁ!ほら!
その太陽をしっかりつかまえて!!
彼は、色んな種類の星を手にして帰ってゆくから
あなたはその中から気に入った星を選んで
しっかりつかむんだ!
そうしたらあとは・・・
そう・・・
(コーラス)
夢を見るんだ・・・
落ち込んだ気分のときは特にね
夢を見る・・・
そう、夢を見るんだ
今はただ、ゆっくりと立ち上っていくたばこの煙の輪を
じっとみつめてごらん
そんな時間の中にこそ、自分でも忘れかけていた何かに
気づかされたりするのだから・・・
そう、だからこそ、
夢を見よう・・・
今日、やるべきことを終えたら
夢を描くのさ・・・
その夢を叶えるためにね
夢をみること・・・
それは決して無駄だなんてことはないんだ
だから、夢を持って、夢を描いて、夢を見るんだ・・・